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CNS工法によるアスベスト対策Q&A

株式会社CNSのオリジナル工法によるアスベスト対策について、よくあるお問い合わせへのご回答をまとめました。

なぜアスベストが安全化できるのですか?

アスベスト繊維を太らせ、繊維同士を結合させるからです

太らせたアスベスト繊維は、肺胞まで届きません※。だから、安全化なのです。弊社では、安全化処理対象となる青石綿と茶石綿などのアスベスト種類・配合比に応じて、AQUA FIX(国交省認定)の成分配合を微調整し、最適なアスベスト対策を行います。

※肺胞は気管支の先端にあり、直径が 200~300μmの風船状をしている。気管支から肺胞への入口が直径数10μmと小さい。肺胞に吸引されたアスベスト繊維は刺さり、中皮腫等の症状を生む。

CNS工法で封じ込めたら、何年再飛散がしないのですか?

ビル寿命が尽きるまで再飛散しません。

熊本大学にて、日本唯一の70年間劣化試験をクリアしました。CNS工法・国交省認定封じ込め材「AQUA FIX」を用いて、封じ込めを行ったアスベスト試験材に対して、劣化試験に必要な気象環境を作り出し、その後にハンマー、鋸などの破砕試験を実施し、再飛散しないことを実証しました。70年間と設定したのは、ビル寿命は100年と言われ、アスベスト使用のビルはすでに40年以上経っているわけですから、それから70年以上という設定は十分以上と考えます。

CNS工法で封じ込めたら、アスベストが鉄骨材から剥離落下しませんか?

国交省認定封じ込め剤「AQUA FIX」は比類なき含浸力と、鉄骨等構造材との再付着力があります。

他社の封じ込め材の場合、含侵度が低く表面固化だけに留まるものがあり、表面の重量が増えることで、未処理の深部アスベスト繊維と剥離が促進される場合があります。※この時点で再飛散します。

「AQUA FIX」はアスベスト繊維同士を太く結合するだけではなく、同時に深部の鉄骨材との再付着させる性能がありますので、施工事例が3.11後の度重なる地震によって剥離欠落しておりません。

また、CNSのオリジナルミスト工法(AQUA工法)によって、細かな霧状でじっくりとアスベストに毛細管現象によって含浸させます。※2回の噴霧で含浸深度は50センチも楽々クリアできます。鉄骨等構造材とアスベストの再付着も可能なのです。

CNS工法で封じ込めたら、アスベストの耐火等の性能は維持できますか?

劣化したアスベスト繊維を再付着させ、Ph値も上昇します。

国交省認定のアスベスト封じ込め剤の中には、CNS工法使用の「AQUA FIX」とアスベスト繊維への浸透度の差異があること以上に、アスベスト繊維内の空気層まで完全に埋め尽くすものもあります。優れたアスベスト繊維の特性を活かすには、劣化飛散しないように深部まで繊維同士を結合させ、かつアスベスト繊維内の空気層を適度に保つ。この2つの条件を満たすことが重要です。

封じ込め剤が深部にまで含侵していることは確認できますか?

吹付アスベスト被り厚が大きい部位等を選び、試験ピースを採取しPh検査で確認します

国交省認定のアスベスト封じ込め剤「AQUA FIX」は、繊維同士の繋がりを強めるだけでなく、AQUA FIXの強アルカリ成分によって浸透固化します。つまり、「AQUA FIX」によってPh値も上昇します。この特性を活用し、CNS工法では施工後のアスベスト部位に鉄骨構造に至る深度までをアスベストを部分的に抜き取り、その試験部位にPh検査を実施し、アルカリ度を確認します。※抜き取った試験部位は、検査後元の位置に戻し、再度AQUA FIXを吹付け固めます。

封じ込めや除去作業中の現場では、どのくらいアスベスト繊維が飛散してるのですか?

隔離現場内のアスベスト飛散濃度は、限りなくゼロ ! 所轄官庁の届け出も円滑です。

施工中の現場(隔離養生内)でのアスベスト飛散濃度10本/ L以下を楽々クリア。その高い安全性が認められ、東京都発注工事を継続受注中。また、実績のある都道府県所轄部署(労基、環境保全課等)から、高い評価を得てます。だから、CNS工法での届出申請や立入検査は、極めて円滑に進みます。

封じ込め工事後にアスベストが再飛散し、何度も封じ込め工事をしていると聞いたのですが?

CNS工法は、一回の封じ込め工事で済みます

国交省認定の封じ込め剤を使用しても、封じ込めはアスベストの表層面部分を固化する工事が多く見受けられます。これは封じ込め剤の性能や施工具合に起因します。表層面の固化のみですと、収縮膨張や地震等の振動によって、ひび割れや剥離劣化※が生じる場合があり、定期飛散濃度測定によって、数年おきに再施工している現場も多数あります。

CNS工法は、吹付アスベストの鉄骨材に接する深部にまで含侵し、かつ70年の劣化試験もクリアしていますので、一度の封じ込めによって安全化が持続します。

※表面部重量が増加し、3.11から続く地震・振動等によって、表面または全体が剥離し、深部の未処理アスベストが飛散しています。

店舗を一時閉鎖しないで、天井裏アスベストを封じ込めることができますか?

休業日や閉店後の深夜に実施できます、その際に什器備品や商品も動かす必要はありません。

百貨店、大型SC、都市銀行などの封じ込め実績も多数あります。服装品には非接触型の養生方法も開発しております。机上部のPCなども移動することなくそのままで。テナントの一時閉鎖による売上補償や什器備品や商品の一時移動の費用などが不要になると評価いただいています。連休期間を活用する工期設定をすると、養生や機材の搬入搬出手間が減り、最もローコストになります。

  1. テナント営業補償費が不要、テナント仮移転等も必要ありません
  2. 賃貸収入を落とすことはありません
  3. 対象フロアの形状や動線に配慮した対象ブロックの部分隔離により、夜間工事・休日工事で対応
  4. 24時間営業フロアもお客様の少ない時間帯で、部分隔離(工区分け)し、短時間工事で終了
  5. 時短工事だからアスベスト安全化工事を従業員、お客様などに迷惑をかけず施工できます

空調、通信インフラ等の設備更新工事のために、アスベスト封じ込めをしたいのですが

天井裏のアスベストの安全化は、天井裏全体空間自体を安全化する必要があります。

鉄骨に吹付けられたアスベストだけを安全化するのではなく、飛散し配管や配線にアスベスト繊維が堆積している空間自体を安全化することが設備更新工事の前段として必要となります。

CNS工法では国交省認定の封じ込め剤「AQUA FIX」を細かいミスト状にして、空間全体に浮遊、堆積しているアスベスト繊維を太らせ安全化します。※この際、浮遊しているアスベスト繊維は封じ込め剤と結合し、自重で堆積します。CNS工法では封じ込め工事終了後、真空掃除機によって、その堆積したアスベスト丁寧に吸引して、天井裏空間をクリーンに安全化します。

分電盤の裏など小さな隙間しかない吹付アスベストを封じ込められますか?

極めて細かいミスト状にした封じ込め剤をじっくりと浸透させますので、わずかな隙間があれば十分です。

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